王文彦、美新|2025-05-20 21:13:00
『ラブレター』から30年、上海で岩井俊二に出会った

1995年、天国の藤井樹へと宛てられた一通の手紙が、雪の町に静かに響いた。
それは、誰もが心の奥にしまっていた、甘くて、少しほろ苦い記憶を呼び起こすラブレターだった。

それから30年——

映画『Love Letter』が再びスクリーンに戻り、岩井俊二が上海に現れた。

CNS Japanは、在中の日本人読者と日本人留学生16人とともに、この特別な機会を共有。監督と一緒に“記憶の旅”に出かけた。行き先は、あの頃の北海道。時間を巻き戻し、純粋な恋の物語をもう一度たどる旅。

 

 

あの頃の記憶が、今もまだ胸の奥で息をしている。
30年前に映画を観た人にも、これから初めて出会う人にも届いてほしい。
「お元気ですか?私は元気です。」
その一言に込められたすべての想いが、もう一度届くように。