上観新聞記者の報告によれば、上海虹橋ハブにおける空港連絡線の駅は現在、すでに「ベール」を脱いでいて券売機や自動改札機は設置されているものの、駅エリアはまだ最終的な整備と調整中で、開放までにはもう少しかかりそうとのことだ。
上海虹橋国際空港と浦東国際空港を繋ぐ空港連絡線は、来月末までに稼働する予定だ。この市域鉄道は全長68.6キロで、最速でわずか40分で結ばれる。
空港連絡線は上海市域鉄道ネットワークにおける東西方向の基幹路線である。沿線には虹橋ターミナル2駅、中春路駅、景洪路駅、三林南駅、康橋東駅、上海国際観光リゾート駅、浦東ターミナル1とターミナル2駅、浦東空港ターミナル3駅、上海東駅など9駅が設置され、内訳は地下6駅と地上3駅。現在発表されている運賃は初乗り4元、全行程26元だ。浦東ターミナルT3と上海東駅は建設中で、空港連絡線は現在のところ、浦東空港ターミナル1とターミナル2が終点になっている。
記者が虹橋ターミナルで実際に歩いてみたところ、市域鉄道駅を出て50メートルほど歩くだけで、地下鉄2号線と10号線に着くことができた。さらに250メートルほど進めば虹橋ターミナル2の入り口に至った。ただし反対方向では、高速鉄道駅まで歩いて行く距離が少し長かった。
今後、空港連絡線が開通すれば、虹橋ハブは民間航空、高速鉄道、市域鉄道、バス、タクシーなどの全方位的な公共交通システムを備えることになる。
この市域鉄道空港駅には、嘉閔線、モデル区線などの市域鉄道路線も接続する予定だ。虹橋高速鉄道駅は年末にも滬蘇湖鉄道に接続する予定だが、そうすれば長江デルタの移動はより便利になることが期待できる。
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写真:上観新聞