王文彦、美新|2025-07-22 11:28:00
第2回 中日イノベーション・デイ、上海で開催

2025年7月18日、上海市虹口区の上海創新創意設計研究院(旧:レスタースクール・アンド・テクニカルエデュケーション)にて、匠技新(上海)創業孵化器管理有限公司及び《中国企業報》中企視訊などの共催により第2回「中日イノベーション・デイ」を開催した。

イベントでは、中日両国の企業関係者、スタートアップ、行政機関、研究者などが参加。次世代技術、グリーンエネルギー、アグリテック、モビリティ、カーボンニュートラルといった分野における協業事例や連携ニーズが共有された。中国スタートアップの対日展開、日本企業の中国市場参入、日本側技術の応用事例などが紹介され、相互補完関係にある両国の強みが浮き彫りとなった。

パネルディスカッションでは、「産業・技術・投資の融合による共創」をテーマに、進出戦略や技術連携、人材育成、制度連動の可能性について活発な議論が交わされた。

グリコ(中国) 総経理・井岡俊之氏は、中国スタートアップの熱意と成長意欲に強い関心を示し、中日交流の重要性を強調した。


 キリン(中国)投資有限公司 副総経理・木下真吾氏は、匠技新が中日ビジネス連携のハブとして機能していると評価。イノベーションの源泉は人と人との接点にあるとし、キリンとして今後も文化交流や信頼構築を重視していく方針を語った。

今回のイノベーション・デイは、中日間における技術協力、市場開拓、人材交流の実務的接点を創出する場としての機能を強めている。主催者は、今後も開催を継続し、両国の持続的成長と共創を支えるプラットフォームとして発展させていく構えだ。