上海市、MICE産業の飛躍に向けた「3カ年行動計画」を発表

by Wang Yu
June 22, 2026
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このほど、上海市は2026年から2028年にかけて同市のMICE産業(会議、報奨旅行、国際会議、展示会)の発展を推進する「3カ年行動計画」を発表した.本計画は、上海をより世界的に影響力のあるMICEデスティネーションへと進化させることを目的としている.具体的には、2028年までに世界的影響力を持つ国際会議を多数育成し、国際会議やインセンティブ旅行におけるインバウンド参加者数100万人以上の受け入れを目指す.さらに、国際展示会の開催面積を累計1,600万平方メートル(3年間の延べ展示面積)に拡大するという目標を掲げている.

上海市、MICE産業の飛躍に向けた「3カ年行動計画」を発表

国際的な主催者や大型プロジェクトの誘致を強化

今後、上海市は著名な国際会議主催者、展示会主催者、デスティネーション・マネジメント・カンパニー(DMC)、その他のMICE関連機関の誘致に取り組んでいく.同時に、ビジネストラベル、ブース設営、法務コンサルティングといった専門サービス企業を支援することで、MICE産業チェーン全体のサービス向上を図る.「中国国際輸入博覧会(CIIE)」、「陸家嘴フォーラム」、「浦江イノベーションフォーラム」、「世界人工知能大会(WAIC)」、「世界デザイン都市会議(WDCC)」などの主要MICEプロジェクトも引き続き発展させていく方針だ.

また、デジタル経済やグリーンテクノロジー等の新興分野におけるトップリーダー、著名起業家、学術界の権威を巻き込み、「上海会議アンバサダー」制度を拡充して国際的な協会会議などの誘致を促進する.さらに、「上海市市長国際企業家諮問会議(IBLAC)」などのグローバルビジネスネットワークを活用し、集積回路、人工知能、バイオ医薬品といった分野のハイレベルなMICEプロジェクトを呼び込むとともに、IBLACメンバー企業に対してグローバルな取締役会や上級幹部会議を同市で開催するよう推奨していく.

「東方枢紐」と「虹橋」でより多くの世界的イベントを開催

上海市は、「東方枢紐(イースタン・ハブ)国際ビジネス協力区」および「虹橋国際開放ハブ」を国際MICE活動の重要拠点として開発する.東方枢紐は国際会議に焦点を当て、会議・展示施設の充実を図るほか、サポートサービス、よりスムーズな出入国手続き、貨物の通関サービスを提供する.一方の虹橋は、展示会、ビジネスサービス、交通機関、イノベーションにおける強みを活かし、MICE産業のコア機能エリアへと発展させる.ここでは特に、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)や革新的な医療機器など、ハイエンドな新興分野に注力していく.

上海市、MICE産業の飛躍に向けた「3カ年行動計画」を発表

より良い計画立案とMICE参加者への都市体験の提供

市全体を網羅したMICEイベントカレンダーおよび情報共有メカニズムを構築し、主要な会議、展示会、スポーツイベント、公演などの年間スケジュールを事前に公開して、主催者や参加者がより簡単に計画を立てられるようにする.また、本計画ではMICEイベントと観光、小売、飲食、文化、スポーツとの連携強化を支援する.具体策として、チケット半券による優待特典、セットチケットや一括チケットの販売、MICE参加者向けの複数日滞在型旅行商品の拡充などが含まれる.

MICEイベントは、「上海ショッピングフェスティバル」、「上海の夏(Shanghai Summer)国際消費シーズン」、「上海観光フェスティバル」、「Tourism Plus Shanghai」といった市の主要イベントとも連携させる.また、各区や機能エリアに対しては、MICE会場周辺の飲食、ショッピング、文化、レジャーを網羅した電子マップを作成するよう呼びかけていく.

海外からの訪問者と主催者向けの利便性向上

上海市は、オンライン・オフライン統合行政プラットフォーム(Government Online-Offline Shanghai)を通じてMICE関連ビジネス向けのワンストップサービスを改善し、業界データ機能の強化と承認手続きの簡素化を進める.海外からの参加者に向けては、「Easy Go」プラットフォームをアップグレードしてMICE専用サービスセクションを新設する.外国人訪問者に対し、ビザ免除政策、離境退税(免税手続き)、モバイル決済、その他のサービスに関する利便性の高いサポート措置を提供していく.

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