広がる青空のように 日中友好成人式が上海で開催
11日、上海市内ホテルにて日中両国の若者が成人を祝い交流を深める「日中友好成人式」が開かれた。日本人留学生と中国の学生が合同で成人を祝う毎年恒例の行事で、今年のテーマは「蒼穹の夢」。会場には振り袖姿の中国人学生や漢服姿の日本人学生らが集い、和太鼓の演奏や鏡開きなどを通じて節目を祝った。
主催者によると、式典には日中の学生がそれぞれ約50人ずつ出席し、昨年の約70人を上回る参加者となった。新成人たちは国境を越えた交流を楽しみながら、将来の日中友好への思いを新たにした。
式典では、上海日本商工クラブ文化交流委員会委員長で、日本製紙上海代表処首席代表の藤川隆氏があいさつしたほか、上海留日同窓会代表の徐珲氏も登壇した。徐氏は、「上海には多くの日本人が働き、暮らし、学んでいる。同会は1986年に発足した日本留学経験者の組織であり、多くの登録会員を擁している。日本での学びや生活はかけがえのない財産であり、帰国後も日中交流や経済協力、文化事業など幅広い分野で両国関係の発展に貢献してきた」と述べた。
日本側の新成人代表として上海外国語大に留学中の竹之内仁さんが登壇。「2年前、高校3年生だった私は、まさか自分が中国を学び、上海で留学生活を送るとは想像もしていなかった」と自身が中国語を学び始めた頃を振り返り、中国語学習の当初から持ち前の向上心で学び続けた経験を紹介した。
また、中国側の新成人代表の孫衛棟さんは、「私たちは異なる言語を話し、異なる文化背景を持っているが、“新成人”という共通の立場を持っている。活気あふれる上海で出会い、理解し合い、影響し合っていることこそが、日中友好の最も真実な姿だ」と述べた。その上で、「責任感と温かさ、夢を持つ人になり、日中両国の友情を私たちの世代の手でさらに深めていきたい」と決意を示した。
式典は、若者同士の交流を通じて相互理解を深める場となり、日中友好の次代を担う新成人たちが未来への一歩を踏み出す機会となった。
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