世界の若手技能者が上海に集結 「技能のオリンピック」が9月開幕
開幕まであと50日.
2026年9月22日から27日まで、上海で第48回技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)が開催される.大会には74の国・地域から1400人を超える選手が参加し、64職種で世界トップレベルの技能を競う.会場となる国家会展中心(上海)には11の競技会場が設けられ、総面積は約36万平方メートルに及ぶ.
「技能五輪国際大会」とは
技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)は1950年に始まった世界最大規模の職業技能競技大会で、「技能のオリンピック」とも呼ばれる.製造、建設、交通・輸送、情報技術、社会サービス、クリエイティブアートなど幅広い分野にわたり、各国・地域の若手技能者が技術力や創造力、精度を競い合う.
同大会は、若手技能者にとって国際的な登竜門でもある.大半の競技では、出場選手の年齢は大会開催年に22歳以下と定められており、一部の競技では25歳以下まで出場が認められる.選手は1つの競技にのみ出場でき、技能五輪国際大会への出場は原則として一生に一度限りとなっている.
2026年9月22日から27日まで、上海で第48回技能五輪国際大会が開催される.
上海大会の見どころ
1. 7つの新競技職種が登場
今回の上海大会は、競技職種数、参加選手数、会場規模のいずれにおいても過去最大級となる.競技職種は64に上り、従来の競技職種に加え、ドローンシステム、鉄道車両技術、デジタルインタラクティブメディアデザイン、ロボットシステムインテグレーションなど7職種が新設された.新技術や新産業の発展を反映した競技構成となっており、伝統技能から先端技術まで、多様な技能の魅力を世界に発信する大会となる.
2. 伝統技法が息づくメダルデザイン
大会メダルのデザインも公開された.メダルは金・銀・銅の各メダルに加え、国・地域別最優秀選手賞、優秀賞の計5種類で、上海造幣有限公司が製造し、上海の工芸美術師・朱熙華氏がデザインを手がけた.中国の伝統的な木組み技法である「ほぞ組み」をモチーフにした不規則な六角形のデザインで、技能競技の力強さを表現する立体感と高い視認性を備えている.
3. 技能の未来を象徴するマスコット
同時に発表されたマスコットキャラクター「能能(ノンノン)」「巧巧(チャオチャオ)」は、中国語で「優れた技能を持つ職人」を意味する「能工巧匠」に由来し、上海のランドマークである東方明珠をモチーフとしてデザインされた.
男の子の「能能」は青と白を基調とし、テクノロジーと未来を象徴している.女の子の「巧巧」は赤と黄色をアクセントに取り入れ、活力と希望を表現している.2体のマスコットは作業着を身にまとい、安全メガネと手袋を着用.親指を立て、両腕を広げたポーズで、世界の若手技能者を歓迎する姿を表現している.
体験できる関連イベント
技能五輪国際大会では、各競技の観覧や体験イベントを無料で楽しむことができる.関連する登録システムは今年8月に公開予定で、公開後は大会公式サイト(https://worldskills2026.com.cn/)、WeChatミニプログラム、アプリを通じて登録・予約が可能となる.各競技の紹介、観戦ガイド、イベント情報などの最新情報は、大会公式サイトや公式WeChatアカウントで随時発信される.
大会期間中には、世界技能サミットと世界技能博覧会も開かれる.世界技能サミットでは、各国の政策関係者、業界関係者、教育関係者、若者らが職業教育訓練や技能人材育成について意見を交わす.世界技能博覧会では、技能展示や体験型企画を通じて、一般来場者も技能の魅力に触れることができる.
また、大会を前に、上海市内の世界技能博物館も関連スポットとして注目されている.同館では、世界技能運動の歴史や競技職種、職人精神に関する展示を通じ、技能が産業や都市生活、若者の成長とどのように結びついているかを紹介している.




