【輸入博現場から】中国国際輸入博覧会日本企業13社
CNSジャパン、今回は進輸入博での日系企業を特別取材~その先端技術と製品に迫る~
第8回中国国際輸入博覧会日本企業13社が魅せる革新と共創の力~「和の技術と感性」で未来を拓く~
2025年11月5日から上海で開催中の第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)において、日本からは13の主要企業・団体が出展し、技術・食・文化・美を通じて中日の新たな共創を示した。今年の日本パビリオンは、革新と伝統が融合した"体験型の和の空間"が来場者の注目を集めている。
1.日本貿易振興機構(JETRO)
輸入博で唯一の日本企業統括機関として8年連続で出展。「酒から始まる新たな世界の発見」をテーマに、過去最大規模の148社・270品目の日本産酒類・食品を展示している。
日本酒・焼酎・泡盛の試飲体験、和食と中華のペアリング、さらには日本産花きのステージなど、日本文化の奥深い魅力を多層的に発信したほか、参加した10の自治体も観光・地域特産品を紹介した。
2.三菱電機株式会社(Mitsubishi Electric)
「挑戦や変化を楽しみ、未来をつくる会社」へ。
AIやロボティクス技術を駆使した"完全自律化のスーパースマートファクトリー"を披露した。ロボット開発企業との共創で、ファクトリーオートメーションの新たな価値を提案。とくに、AI外観検査ラインのデモンストレーションには多くの来場者が足を止めた。
3.三菱重工業株式会社(MHI)
示のテーマは「深耕技術 共筑未来 ~50 years in China~」。
水素ガスタービンやごみ焼却プラント、フォークリフトなど、多様な領域でGX(グリーントランスフォーメーション)を推進している。中国との50年の歩みを紹介し、「ともに築く脱炭素社会」を力強く訴えた。
4.川崎重工業株式会社(Kawasaki Heavy Industries)
「環境と未来をつなぐ川崎重工の技術力」を掲げ、水素関連技術やLNG燃料船模型を展示。五目並べロボット体験やバイク試乗も実施し、最先端モビリティの魅力を体感できるブースとなった。
5.住友電気工業株式会社(Sumitomo Electric Industries)
初出展ながらも圧倒的存在感を放つ。
「つなぐ・ささえる技術でグリーン社会の未来を拓く」をテーマに、光通信技術・車載ハーネス・半導体基板など、見えないところで社会を支える革新技術を紹介。特にデータセンター向け光配線ソリューションが注目を集めた。
6.住友商事株式会社(Sumitomo Corporation)
「未来都市」をテーマに、AI視覚検査ソリューションや工業団地紹介などを通してスマートインフラの可能性を提示。世界127拠点の総合力を生かし、中日産業の新たな接点を創出した。
7.三井物産株式会社(Mitsui & Co., Ltd.)
「Mitsui Café ~豊かな生活を支え・彩る~」をテーマに、高品質な食品・ウェルネス関連商品を紹介。生活文化のアップグレードを提案し、食の未来と健康志向を両立させた展示は来場者に"日本的やさしさ"を印象づけた。
8.三菱商事(中国)有限公司(Mitsubishi Corporation China)
「味わいと品質が彩る豊かな日常」を掲げ、サーモンのCERMAQ、伊藤食品、焼酎「いいちこ」などを展示。試食体験を通じて日本の"おいしさ"と"品質"を伝え、三菱グループの食関連事業の底力を感じさせる。
9.日立製作所(Hitachi)
「One Hitachi」で中国社会に新価値を提供している。グリーンエネルギー、スマートシティ、インダストリーデジタル化、ヘルスケアの4つの注力分野を総合展示。カーボンニュートラルと都市DXの融合を象徴する展示構成が高評価を得た。
10.パナソニックグループ(Panasonic)
AI家電、デザイン家電、スマートリフォームなど、次世代の"くらし"を提案。
7件のMOU締結式やDJパフォーマンスなどエンタメ要素も盛り込み、ブランド力と革新性をアピールした。
11.資生堂(中国)投資有限公司(Shiseido China)
「The Leading Beauty Innovator」をテーマに、美容医療、スキンケア、新製品展示の3大エリアを展開。
創業150年の伝統と中国市場での40年の歩みを融合させ、未来の"美の方程式"を来場者に提示した。
12.エイビームコンサルティング(ABeam Consulting China)
アジア発のグローバルコンサルティング企業として、DX・ESG・人的資本経営などのソリューションを展示。
AIやVRなど新技術を活用したインタラクティブ体験により、「Real Partner™」としての存在感を示した。
13.東芝株式会社(Toshiba Corporation)
創業150年を超えるテクノロジー企業として、「人と地球の明日のために」を掲げ、エネルギー・インフラ・デジタルソリューションなどを紹介。持続可能な社会づくりへの日本の技術力を体現したブースとなった。
今年の進博会では、伝統と革新を兼ね備えた日本企業の姿勢が際立った。
AIから酒文化、美容、エネルギーまで、「技術×文化×人」の融合が中国市場に新たな共感を生み出している。
"和の精神"が世界を結び、未来を拓く―――それが今年の日本パビリオンの真髄だ。




