MUJI無印良品・淮海755 世界旗艦店が3月31日で閉店
上海のランドマーク的存在として親しまれてきたMUJI無印良品「上海・淮海755 世界旗艦店」が、3月31日で閉店する。店頭には「再见在见(さよなら、また会う日まで)」の大型ポスターが掲出され、閉店に伴うセールも同時に始まっている。
閉店は「通常の事業判断」 中国での展開は継続
MUJI中国のブランドコミュニケーション部門によると、淮海755店の閉店は「通常の商業上の判断」。同店は社内で最上位に位置づけられる「世界旗艦店」として2015年の開業以来、中国大陸内でも上位の業績を維持してきたという。一方で今回の閉店は、中国および上海での投資・事業展開に影響しないとしている。
淮海755店は2015年12月12日に開業。約3,438㎡の大型店として、当時の中国市場で最大級の旗艦店となった。中国初となるMUJI BOOKS、体験型スペースOpen MUJI、香りの工房AROMA Labo、透明感ある設計のCafé & Meal MUJIなどを導入し、“買い物+体験”を打ち出した構成で注目を集めた。報道によれば開業初日は行列ができ、来店者は約7,000人に達した。2017年にはMUJI Dinerもオープンし、淮海路の街並みを望む飲食体験で人気スポットとなった。
上海は店舗密度が中国最大級
MUJIによれば、2025年11月時点で中国大陸の店舗数は426店、うち上海は50店以上。淮海755店閉店後も、徒歩約600mの環貿広場(iapm)店、約1kmの新天地広場店などで買い物やアフターサービスを利用できるとしている。
4月末、徐家汇「新六百」に都市旗艦店 上海は3店舗体制へ
4月末には、徐家汇エリアの商業施設「新六百」にてMUJI都市旗艦店がオープンする予定。2フロアの路面型主力店で、売場面積は3,000㎡超。店舗デザインには上海のローカル要素も取り入れるという。百联ZX造趣场店、前滩太古里店と合わせ、上海は都市旗艦店が3店舗体制になる見込み。
MUJIはまた、淮海755店閉店後の新たな候補地の検討も進めており、上海での新たな「世界旗艦店」開設も重点プロジェクトの一つとして推進中としている。
中国大陸市場は増収増益
良品計画が公表した2026年度第1四半期(2025年9〜11月)決算では、中国大陸事業が売上・利益ともに伸長した。既存店とECの売上は前年比18.3%増、売上高は679.95億日元、営業利益は142.13億日元とされ、利益は前年比27.9%増と報告されている。要因としては「双十一」や「良友節」の販促、スキンケアを中心とした生活雑貨・食品の伸長、販管費率の改善などが挙げられている。
MUJIは中国で「大店戦略」を継続し、年間約40店の新規出店を計画。8月末までに中国で都市旗艦店3店舗を開設予定で、4月末開業の上海・新六百店もその一つになるとしている。




