中国民航局、6月28日から不適合モバイルバッテリーの国内線持ち込みを禁止

by 王文彦、美新
June 28, 2025
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中国民用航空局は航空運航の安全確保を目的に、2025年6月28日より、3C認証マークがない、マークが不鮮明、またはリコール対象の型番・製品ロットに該当するモバイルバッテリーの国内線機内持ち込みを禁止すると緊急通知をした。

今年に入り、乗客が携行するモバイルバッテリーやリチウム電池製品による機内での発煙・発火事故が相次いで発生している。複数の大手メーカーは、電池セルに起因する安全上の問題を受け、該当製品を自主回収。国家市場監督管理総局は、一部メーカーに対して3C認証の取り消しや一時停止の措置を講じた。これらの状況を踏まえ、民航局は、旅客が携帯するモバイルバッテリーに安全リスクが存在し、航空運航に対する潜在的な脅威が拡大していると判断した。

これを受け、民航局は国際的な「危険物の安全な航空輸送のための技術指針」に基づき、既存の規定を強化し、関係機関に以下の対策を求めた。

  1. 航空会社および代理店に対しては、モバイルバッテリーによる火災リスクと関連する管理方針に関する周知を徹底し、旅客に対して不適合製品の機内持ち込みを控えるよう促すこと。
  2. 各空港には、保安検査場やチェックインカウンターなどの目立つ場所で、放送・電子掲示板・ポスターなどを活用し、関連規定の周知を多角的に実施すること。
  3. 保安検査部門には、旅客が携行するモバイルバッテリーの検査体制を強化し、不適合品の機内持ち込みを厳格に防止するよう指示。
  4. 空港および航空会社には、現場対応要員の増員、案内・説明業務の強化、自主廃棄・一時預かり用の施設設置および手続きの明確化などを通じて、旅客対応力の向上を図ること。
  5. 空港内の充電設備については、「旅客ポータブル電子機器充電設備建設ガイドライン」に基づき、設備の増設と保守を推進し、旅客の充電需要に対応する体制を整備すること。
  6. 航空会社および空港の職員に対しては、モバイルバッテリーの安全性や関連規定に関する教育・訓練を実施し、旅客からの問い合わせに正確かつ迅速に対応できるようにすること。また、リチウム電池による発煙・発火などの緊急事態を想定した対応マニュアルを整備し、実践的な訓練を通じて職員の判断力・連携力の向上を図ること。

今回の措置は、リチウム電池製品による航空リスクを未然に防止し、旅客の安全と航空運航の秩序を確保することを目的とする。

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