10年間継続での書画家の扇面展が開催 浮世絵も扇面に

by 美新
July 7, 2025
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5日午後、上海南京東路422号4階の朵云軒芸術館にて「叠作湘波皱—海上書画名家成扇十周年展」で盛大に開幕された。上海朵云軒主催、上海外商投資協会日系企業分会と上海金融業連合会外資企業分会が協賛し、上海市対外友好協会や上海市外商投資協会、外資系企業の中外ゲスト50数人が出席して、扇面芸術の独特な魅力を楽しんだ。

「上海の有名な書画家数十人が得意な書道、絵画で扇面を創作して展示されている。扇子は涼をとるだけでなく、鑑賞や収蔵の価値もある芸術品。今回、中外ゲストに中国伝統文化のもうひとつの形としてPRする」と上海市書法家協会副主席の張偉生氏は述べた。

扇面を紹介する張偉生氏

スタッフが陸小曼の扇面を紹介

今回は計100点余りの作品が展示され、朵云軒芸術館のキュレーターが「叠作湘波皱」シリーズの発展の歩みと今季の展示の特色・見どころを詳しく紹介した。現代の名家たちは風格が高く、それぞれが独特の世界を築いている。陸康氏や陸大同氏らの作品は、その代表と言える。馬や鳥、梅、牡丹といった伝統的なモチーフに加え、浮世絵も扇面に描かれた。しかし最も観客の足を止め、思いを馳せるのは、やはり色あせることのない民国時代の風雅だ。陸小曼氏の扇面には、山水の清らかな響きと、どこか遠くで聞こえる漁師の歌が感じられ、墨の濃淡のなかに江南の穏やかで清澄な趣が流れている。また、胡適氏の扇面には王安石の小詩が揮毫された。

展示を見る岩渕副総経理

「今年4月上海に赴任してから、初めてこのようなイベントに参加した。僕がすこし書道を学び、名家の扇面に書いてあった素敵な文字と絵に魅了されている」と東京海上日動火災保険(中国)有限公司副総経理の岩渕康二氏は述べた。

兄弟(中国)商業有限公司の董事長・総裁張燕氏が撮った俞致貞先生の《春日牡丹図》

兄弟(中国)商業有限公司の董事長・総裁張燕氏は、小さな扇面の中に広がる千変万化の世界、精妙を極めた筆墨の数々に、思わず感嘆の声が漏れた。特に俞致貞先生の《春日牡丹図》には心奪われたという。牡丹の優雅な気品と画面の清らかで俗気のない趣きが見事に調和し、まるで扇の上で鮮やかに咲き誇るかのようだ。春の神韻と溢れんばかりの生命力が見事に表現され、工筆花卉画の傑作だ。咫尺の間に天地を収め、一枚の扇に大千世界が映し出されている。伝統芸術の無限の魅力を深く実感した。展示会場全体が、炎暑の夏にさわやかな涼風をもたらすかのようで、心に染み渡る至福の時間であると述べた。

三井住友海上火災保険(中国)有限公司の副総経理兼CFO鄭永強氏は「このようなイベントに初めて参加し、強く印象に残った。巨匠たちの扇面に漂う江南の風情と、筆墨の中に息づく中国式ロマンスは、まるで中華文化の伝承の温もりに触れるようだった。VR技術によって古画が「生き返る」様子は、伝統とテクノロジーの共生そのもの。6名の画家が共同で描いた巨大な扇面は、持続発展可能における伝統と革新のバランスのようで、この展覧会は文化が受け継がれながら持続可能な生命力を放つ姿を私に見せてくれた」と語った。

VRインタラクティブ体験する来場者

展示で、「一扇一世界(ひとつの扇にひとつの世界)」と題したVRインタラクティブ体験は大きな目玉となり、多くの来場者が足を止めて体験する様子が見られた。

6名の書画家が共同で巨大な扇面を創作

上海市書法家協会副主席の張偉生氏、上海市美術家協会副主席の陳翔氏、上海文史館館員の趙正科氏、著名画家の方攸敏氏、上海新文芸連合会副主席の王曦氏、南山画院院長の朱忠民氏という6名の海派(上海派)を代表する書画家が共同で巨大な扇面作品を制作した。


本展覧会は2025年8月14日まで。

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