「臭豆腐×鮮肉」がまさかのコラボ!上海老舗の変わり種月餅
中秋節を間近に控え、上海・南京東路766号に店を構える老舗「泰康食品(タイカン食品)」が今年もユニークな新作月餅を発売した.
今回、同店が打ち出したのは、なんと「臭豆腐鮮肉月餅」.上海名物の鮮肉月餅に、独特の風味を持つ臭豆腐を組み合わせた新商品だ.一見するとかなりクセが強そうな組み合わせだが、果たしてその味わいとは――.
泰康食品は1914年に山東省済南で創業し、1927年に上海・南京路へ進出した.100年余りの歴史を持つ老舗食品ブランドとして知られる.
現在も南京東路の店舗では、名物の鮮肉月餅をはじめ、蝴蝶酥(バタフライパイ)や万年青ビスケット、沙琪瑪(サチマ)、杏仁排(アーモンドパイ)など、上海で長く親しまれてきた菓子を販売している.なかでも鮮肉月餅は同店を代表する商品の一つで、上海の秋の風物詩としても知られている.
今回発売されたのは、定番の鮮肉月餅に臭豆腐を組み合わせた新商品.サクサクとしたパイ生地の中に、肉餡とともに臭豆腐が入っている.出来立てを割ってみると、香ばしい生地と肉餡の香りに、臭豆腐特有の発酵した風味が加わる.肉のうま味と臭豆腐の独特な風味が重なり、香ばしさとクセの強さが同居する、インパクトのある一品に仕上がっている.
餡の水分が多いのか、皮が少しベチャッとしていて、あまり好みではなかった
臭豆腐入り鮮肉月餅は、中国のSNS「小紅書(RED)」でも注目を集めている.投稿には「意外と合う」「一度食べてみたい」といった声が寄せられる一方、味や食感については賛否が分かれている.
泰康食品による変わり種の鮮肉月餅は、今回が初めてではない.
これまでにも辣醤油(上海で親しまれている調味料)や小龍蝦(ザリガニ)、佛跳牆(乾物などの高級食材を煮込んだ伝統的なスープ)などを取り入れた商品を展開してきた.
伝統的な鮮肉月餅をベースに、さまざまなアレンジを加えた新たな味わいを提案することで、若い世代にも鮮肉月餅の魅力を広げている.
2026年の中秋節は9月25日.月餅商戦が本格化するなか、上海の老舗が打ち出した「臭豆腐×鮮肉」という大胆な組み合わせが、今年の変わり種月餅として注目を集めている.
香ばしい鮮肉月餅に、独特の風味を持つ臭豆腐を合わせた一品は、上海の新たな「定番」となるのか.それとも、やはり好みが分かれる味なのか.気になる人は、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか.




