上海の発展に提言=IBLACの新しいメンバー・みずほ銀行(中国)

by 美新、王文彦
November 29, 2025
Share Article:

世界の経験を学び、国際的なリソースを結びつけながら、上海の発展に貢献していく。今や、上海市市長国際企業家諮問会議(IBLAC)が上海にもたらす意義は、年に1〜2日の会議開催にとどまらない。最新の統計によると、今年のIBLACを通じて、新規外資プロジェクト10件以上、潜在的な投資額は300億元(約6000億円)以上を牽引することが見込まれている。

1年の準備を要する1本の論文

慣例により、IBLACでは、新メンバーは2年目以降、正式な諮問報告書の作成に参加することになっている。「1本の論文には1年の準備を要する」ということは、すでに全IBLACメンバーの共通認識だ。メンバーは注目を集める「答案」を提出するために、1年前から本社に執筆チームを結成し、世界中に張り巡らされたネットワークを活用して海外都市の経験や手法を収集する。


取材によると、IBLACの新メンバーもすでに動き出しており、それぞれの強みを発揮して高品質な「課題提出」を目指している。あるメンバーは「他山の石」で上海発展を後押ししようとしている。みずほ銀行(中国)有限公司・頭取の吉浦賢哉氏は、中日両国が持続可能な発展、少子高齢化などの社会的課題に直面していると指摘。「今後も中国市場への研究を強化し、日本の実践例を踏まえ、来年の会議では建設的な提案を示したい」と語った。

上海における企業の「第二の成長」を実現へ

吉浦氏は取材に対し、みずほ銀行は世界35ケ国と地域に100以上の拠点を持ち、長年にわたりASEANや中東欧市場を深耕してきたと語った。これらの地域は、中国企業の「海外進出」にとっても重要な目的地となっている。さらに、みずほ銀行はその海外モデルを中国にも展開している。今年9月末には、みずほ証券(中国)有限公司が認可を取得し、中国で初の日系独資証券会社となり、来年正式に営業を開始する見込みだ。同氏は「『商業銀行+投資銀行』のモデルを通じて、今後の中国における発展の基礎を固めたい」と述べた。


もちろん、こうした取り組みには上海とのより良い相互作用も欠かせない。現在、上海と市諮会企業間の交流は日増しに活発化し、より実務的になっている。上海市政府外事辦公室が主催する「メンバー企業朝食会」や「政官民交流サロン」などの形式を通じて、常態化した交流メカニズムを完善している。来月のサロンは虹橋で開催され、企業が「外資の誘致」と「海外進出」の新たな道筋を理解するのを支援し、真の協力を通じて、企業と都市の双方向の発展を実現する予定だ。

Share Article: